雑談の一流、二流、三流

○この本を選んだ理由

どんな仕事をするにおいても最も基礎的かつ重要なスキルがコミュニケーション能力だと思っているけどなかなかそれを養えていないから

 

 

この手の「雑談本」は実は何冊か読んだことがあったけどこの本が一番わかりやすくてためになった。

 

作者は入社して3ヶ月で左遷させられる程の落ちこぼれだったがコミュニケーション能力、ひいては雑談力を鍛えた結果現在の会社を立ち上げ確固たる地位を築き上げたらしい。

本当かどうかは知らないが

 

この本は全7章毎にテーマがありそれぞれの観点から雑談についてのセオリーが書かれている。

 

Chapter1  雑談の始め方

Chapter2  話の広げ方

Chapter3  聞き方とリアクション

Chapter4  雑談の盛り上げ方

Chapter5  相手の懐に入る方法

Chapter6  好印象の残し方

Chapter7  雑談がうまい人の心構え

 

各チャプター毎に一つずつピックアップして書いて行きたいと思う。

 

Chapter1 雑談の始め方

なんといっても話だしが一番困る。

挨拶から入るのは当然としてもどんな話題を振ればいいのか、スムーズに話に入るにはどんな声をかけたらいいのかわからない。

なんとなくでいつも初めていたところが多い。

今までも俺はずっとそうやってテキトーに話初めていた。

この本では具体的な答えがあった。

それが「挨拶ツープラス」

 

挨拶+①+②

具体的な説明は「こんにちは。①いつも元気ですね。②最近は忙しいですか?」

そんなのごくごく当たり前の会話じゃんと読んでいて思ったけど改めて考えるとこういうスムーズな会話の導入が出来ていなかった。

いいところ「こんにちは。元気?」で終わっていたと思う。

雑談をするには質問をしろ!とこの手の本ではよく書かれているけど挨拶の中に質問を加える事ができればこれほど楽なことはない。

この②の質問部分を自分が持っていきたい話にしても良し、相手が話したい話題を察して触れてあげるも良し。

会話の主導権を自分に引き寄せつつ雑談を進行出来るのはすごい。

しかもこんな簡単な挨拶で。

 

Chapter2 話の広げ方

しかしながら話始めたとしてもなかなか会話は続かない。

さっき言った質問もあまりしつこく質問攻めをしても鬱陶しいことこの上ない。

共通の話題があるのなら何も困ることはないけどそんなことは稀でほとんどの相手は知らない趣味を持っていて知らない考え方をしている。

この作者は逆に相違点を見つけろと書いている。

相手がパクチーが好きという情報を見つけた時、自分は苦手だから話題として避けるのではなく、「私は苦手なんですよね、どんな料理にして食べたら美味しいですか?」など相違点に興味を持ちつつ相手に答えてもらうという戦略を練ればこれはもう怖いことはない。

人と人とは違う部分の方が圧倒的に多い。

 

 

Chapter3  聞き方のリアクション

ここはシンプル

相手の承認欲求を満たしてやれば良い。

相手を褒める。これに尽きる。絶対に否定はしない。

俺は偏屈だから仲のいい人ほど褒めるのが苦手だ。

今後は気をつけたいけど仲が良いからそんなわざわざ褒めなくてもわかるだろ?

と拳と拳をあわせるような付き合いをしたい。

 

一流の褒め方は褒める言葉を言い換えるらしい。

普段あまり使われないような珍しいフレーズで褒める。

「熱量すごいですね!」「オーラ出てますね」「迫力ありますね」

などらしい。

いつも「うおおおおおおおおおおおおおおおお」としか言ってないから気をつけたい。